IDEAFUL -ad from the world-

上海在住の広告クリエイターが、嫉妬に値する世界の広告やアイデアを長らく紹介し続けています。(2012年〜)

”3秒に1人ずつ消えていく” 声楽隊を使ったプロモーション

 

 

世界では3秒に1人、世界の子どもの命が、

飢餓や病気などによる後天的な事象によって失われています。

また、5歳の誕生日を迎えられる子どもは、年々減っているそうです。

 

そのようなメッセージを訴えるべく、International Children's Fundが

ドイツの子ども声楽隊を使った、Ambient広告を実施しました。

 

初めはたくさんの美声を重ねていた声楽隊から、

徐々に人が一人二人と抜けていきます。

そして最後には、たった一人だけに。

 

そして少年はこう言います。

「世界では3秒に1人、子どもの命が失われています。」

「皆さんの力を貸してください。」

「募金はwebサイトまで。」

 

合唱を鑑賞していた大人たちのシリアスな表情が、

この取り組みの力強さを物語っていると感じました。

 

テレビ広告のようにリーチは取れないけれど、

一人一人に深く刺さる広告(取り組み)にも、

大変意義があるものだと私は思います。