紙デバイス専用!?SXSWに現れた謎のHOTSPOT
- Company: Domtar
- Agency: Eric Mower + Associates
- Country: USA
最近、よく目にするSXSWをご存知でしょうか?
サウス・バイ・サウスウエストと読みます。
テキサス州のITを中心とした祭典なのですが、
起源は音楽から始まり、映画・ITと様々なジャンルを巻き込んで、
今ではひとつの大きな集合体として、
世界中のCutting-edgeな人たちが集う、
なんでもありの祭典になっています。
名だたるIT企業が参加していることでも有名です。
そんなテクノロジーのスペシャルな祭典で、
USの紙製造メーカー「Domtar」が面白いアンビエント広告を行ないました。
その名も「paper HOTSPOT」です。
紙を使ったHOTSPOT?なんじゃそりゃ?という感じですが。。。
どうやら「紙デバイス専用」のようです。
ん?ますます意味不明ですよね。
そうです。
このSPOT、ほんとに本しか置いてないんです。
ちなみに本の中はまっしろなキレイな紙だけ。
何も書かれていません。
本。
確かにワイヤレスではありますけど・・・
みんな嬉しそうに本デバイス(ただの本ですが)に、落書きしてます。
うーん、なにやら楽しそう。
この展示の意味、それは紙の良さを再確認させることにありました。
デジタルのカンファレンスの中で、あえて紙だけで挑んだこの試み。
デジタル疲れをした人たちは、嬉しそうに紙を触ったり、
紙に何かを書いてみたり、モノを作るという行為の原点に触れられたのでした。
ちなみに最後のオチはこれ。
「紙は2000年も前から、インタラクティブでした。」
確かに仰るとおりです。
紙製造メーカーだからこそやる意味のある、
素敵なアンビエントプロモーションのご紹介でした。