Twitterのフォロー機能を活用した、ボルボのうまい!プロモーション
ベルギーのボルボから、
Twitterを活用した「うまい!」と思わず唸ってしまう、
秀逸なプロモーションアイデアをご紹介します。
このたびVolvoが開発したのは
「AUTOMATIC BRAKING SYSTEM」と呼ばれる
新しいセーフティファンクション。
新車XC60`Sに組み込まれたその機能の特徴は、
前方の車を察知し、不必要に近づいてしまった場合に
自動的に車が避けてくれるというものです。
この機能を訴求するために最適だとして活用されたのTwitterでした。
Twitterにはご存知のように、
「フォロー」「フォロワー」という言葉があります。
それは「追いかける」「追われる」というように訳することもできますよね。
そうです、Volvoこの言葉の意味を巧みに利用する、
素晴らしいプロモーションアイデアを考えたのでした。
まず最初に行ったのが”インフルエンサー”と呼ばれる
フォロワー数の多いユーザーへのアプローチでした。
次々にVolvoアカウントから、
そういった有力なTwitterユーザーをフォローしていったのです。
すると、Volvoにフォローされたユーザーには、
上記のようなページが見られるようになります。
「ん?Volvoにフォローされてる。なんでだろう?」
と思うのが自然なユーザーの反応でしょう。
どんなアカウントなのかが気になって
Volvoのアカウントプロフィールページを見てみると・・・
そこにはこんな文言が書かれていました。
「やぁ、私はあなたをフォロー(追いかけてます)しています。
でも、心配しないで。私はAutomatic Braking Systemを搭載しているからね。
詳しい情報はこちらから。 http://~~」
どうでしょう?
「やられた!!」と思いませんか?
思わず嫉妬してしまうほどの素晴らしいアイデアですよね。
Twitterというと、すぐに投稿モノの企画などを立案してしまいがちですが、
フォロー・フォロワーという言葉に着目し、
見事にVolvoのサービス説明にまで落とし込めている
この事例は、大変イノベイティブだと思います。
灯台下暗しとは言いますが、メディアの特性を捉えた上で、
クリエイティブにできることはまだまだたくさんある、
ということに気づかせてくれる、とても刺激的な事例のご紹介でした。