IDEAFUL -ad from the world-

上海在住の広告クリエイターが、嫉妬に値する世界の広告やアイデアを長らく紹介し続けています。(2012年〜)

米バーガーキングのクレームを恐れぬ、攻めすぎてる”炎上ポスター”

  • Company: Burger King
  • Agency: David, Miami
  • Country: USA

 

1954年のオープンの米Burger King。

炭火焼パティは想像しただけでよだれがじゅるりと出てきてしまう

Burger Kingのアイコン商品です。

 

店内で本気で炭火焼をしているがあまり、

実は他のファストフードチェーンに比べて火災事件が多いことも有名で、

たびたび全米各地で事件が勃発していました。

 

そんな状況を受けて、

同社は積み重なったマイナスイメージをプラスに転じるべく、

なんと過去の火事が起きた店舗の状況写真を

そのままポスターにしてしまうという大英断!?に出たのでした。

 

それがこれ。

 

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隅に置かれた小さなテロップで

いつどこで起きた火災なのかが詳細に書かれています。

これ、ほんとの火災の現場写真なのです。

 

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日本で同じことをやれば、

「被害者の傷に塩を塗るような試みだ!」と

糾弾されるであろうこのポスター。

 

さすがアメリカとでも言いましょうか。

Burger Kingの攻め具合、やはり半端ないのでした。