無駄な長時間ミーティングに喝!DIESELが開発した、エクストリーム過ぎる会議室
- Company: DIESEL
- Agency: Publicis Italy
- Country: Italy
無駄な長時間の会議は、世界中のビジネスマンたちの課題です。
アパレルブランドのDIESELは、そんな状態を解決すべく、
ひとつのアイコニックな会議室を新たに開発しました。
その名も…
「THE CAPSULE」For Successful Meetingsです。
統計によると、会議の約50%は意味が無いそうです。
(なんとなく肌感覚的にもそうですよね)
それを受けて、DIESELの研究員たちが立ち上がり、
エクストリームな会議室が 開発されました。
文字通りカプセル型になっているその会議室は、
僅か15分しか滞在を許してもらえません。
終了時間が近づくに連れて、テーブルの傾斜がきつくなったり…
強力なストームが吹き荒れて、紙も飛んでしまいますし、
もはや会議どころではありません。
部屋のライトも激しく明滅し始め、カプセルの中はこんな感じ。
とても会議を続けられるような状況ではありません。
目標の15分を過ぎるとこの有り様。
見事会議が終わった(?)という訳です。
「なぜDIESELがこのようなことをする必要が?」
と思われる方もいつかと思うので、彼らのタグラインもご紹介しておきます。
「FOR SUCCESSFUL LIVING」(成功に溢れた生活の為に)
だそうです。
今回の会議室のエグゼキューションは、
ファッションからはやや飛距離がありますが、
すべてはこのタグラインに基づいて考えられているはずです。
ちなみにこの会議室は、
実際にミラノの展示会などにも出品されたりするようです。
単発で終わってしまうのと勿体ないタイプの施策なので、
例えば日本なら「はたらき方改革」の流れに乗じてうまくPRするなど、
緻密なPR戦略と合わせ技で考えてみると良い気がしました。
「点の施策を面にする」という意識を持って、
このアイデアを参考にしてみるのはいかがでしょうか?