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上海在住の広告クリエイターが、嫉妬に値する世界の広告やアイデアを長らく紹介し続けています。(2012年〜)

無駄な長時間ミーティングに喝!DIESELが開発した、エクストリーム過ぎる会議室

  • Company: DIESEL
  • Agency: Publicis Italy
  • Country: Italy

 

無駄な長時間の会議は、世界中のビジネスマンたちの課題です。

 

アパレルブランドのDIESELは、そんな状態を解決すべく、

ひとつのアイコニックな会議室を新たに開発しました。

 

その名も…

「THE CAPSULEFor Successful Meetingsです。

 

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統計によると、会議の約50%は意味が無いそうです。

(なんとなく肌感覚的にもそうですよね)

 

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それを受けて、DIESELの研究員たちが立ち上がり、

エクストリームな会議室が 開発されました。

 

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文字通りカプセル型になっているその会議室は、

僅か15分しか滞在を許してもらえません。

 

終了時間が近づくに連れて、テーブルの傾斜がきつくなったり…

 

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強力なストームが吹き荒れて、紙も飛んでしまいますし、

もはや会議どころではありません。

 

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部屋のライトも激しく明滅し始め、カプセルの中はこんな感じ。

とても会議を続けられるような状況ではありません。

 

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目標の15分を過ぎるとこの有り様。

見事会議が終わった(?)という訳です。

 

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「なぜDIESELがこのようなことをする必要が?」

と思われる方もいつかと思うので、彼らのタグラインもご紹介しておきます。

 

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「FOR SUCCESSFUL LIVING」(成功に溢れた生活の為に)

だそうです。

 

今回の会議室のエグゼキューションは、

ファッションからはやや飛距離がありますが、

すべてはこのタグラインに基づいて考えられているはずです。

 

ちなみにこの会議室は、

実際にミラノの展示会などにも出品されたりするようです。

 

単発で終わってしまうのと勿体ないタイプの施策なので、

例えば日本なら「はたらき方改革」の流れに乗じてうまくPRするなど、

緻密なPR戦略と合わせ技で考えてみると良い気がしました。

 

「点の施策を面にする」という意識を持って、

このアイデアを参考にしてみるのはいかがでしょうか?

 

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