IDEAFUL -ad from the world-

上海在住の広告クリエイターが、嫉妬に値する世界の広告やアイデアを長らく紹介し続けています。(2012年〜)

ハロウィンでもらった不要なキャンディーを人気商品と交換できる、米菓子メーカーによる夢のベンダーマシン

  • Company: REESE'S
  • Agency: Anomaly
  • Country: USA

 

「ハロウィンでもらえるお菓子は微妙なことが多い」という問題に目をつけ、

ハロウィンの本場アメリカで絶大な人気を誇る

キャンディーブランド「REESE'S」が、

お菓子を自社の製品と交換してくれるベンダーマシンを開発しました。

 

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不要なキャンディーをベンダーの中に投げ込むと…

 

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同社のピーナッツ・バターカップがもらえるという

とてもシンプルな仕組みです。

 

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ちなみに自社調査によると、

アメリカ人の約90%がハロウィンでもらうお菓子に対し

不満意識を持っていた様で、それがきっかけとなって

こちらの施策が行われたとのことです。

 

なお、このベンダーはニューヨークのワシントン・スクウェアパークに

設置され、およそ1万個ほど配布したとのことです。

 

ピーナッツ・バターカップをもらった人は、こんな表情。

 とっても嬉しそうです。

 

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REESE'Sの担当者の元には

「うちの街にも、ベンダーマシンは来ないのか?」という

消費者からの問い合わせが殺到したとのこと。

 

シンプルなサンプリング企画ながら、

ハロウィンの文脈を捉え、しっかりインサイトを掴んだことで

ただのばら撒きキャンペーンよりも大きな成果が得られたのではないでしょうか?