都会の汚い空気を可視化し、空気のきれいなリゾート地への観光を促すアウトドア広告
本日は珍しく、南東ヨーロッパはセルビアの
マッキャンが行った大変ユニークなアンビエント広告のご紹介です。
セルビアの首都ベルグラードは、国の中では最も混雑を極める
ビジネス都市ですが、そんな都会に住む人々にリゾート地である
コパオニクに来てもらうために行ったのがこちらの施策です。
お分かりになりましたでしょうか?
そうです。
ベルグラードのストリートの真ん中に、
巨大な肺を模したコットンのアウトドア広告を設置したのです。
その肺の模型は、街の交通量の多さから
粉塵をかぶり、わずか10日でみるみる薄汚れていきました。
その広告を見た住民たちは、きっとこう思ったでしょう。
「私たちの街の空気は、なんて汚いのだろう。」と。
それを思った住民たちにフレッシュな空気を提供するのが、
国内たってのリゾート地コパオニク、というわけです。
非常にシンプルですが、実感値を持つことでこころを動かす
”体験型広告”の好事例と言えるのではないでしょうか。