カラオケルームが、TVスタジオに変身!?ハイネケンらしいドッキリプロモーション
ハイネケンのドッキリプロモーションは
もはや広告界の恒例行事ですが、今年のドッキリは一際面白いです。
プロモーションのタイトルは「CAROL KARAOKE」。
世界的有名なクリスマスキャロルが歌える
Heinekenのオリジナルカラオケルームをニューヨークに設置。
そこであるドッキリが慣行されました。
早速、CAROL KARAOKEに、
何も知らないお客さんがやってきました。
ハイネケンを片手に、気持ちよく
クリスマスキャロルを歌っている男性客。
いよいよここからドッキリが始まります。
客席後方のカーテンが開くと、なんとそこにはスタジオ機材が。
ざわつくお客さん達。それもそのはず。
複数のモニターには歌っている本人の映像が映り込んでいます。
何が起こったのか分からず、マイクを持った男性客は
「今、何がおこっているんだ!?」と、思わず気が動転してしまっているご様子。
実はこのカラオケで撮られている映像、
NBAのビジョンや、ニューヨークの街中にあるサイネージに、
そのまま生中継で放送される仕組みになっています。
例えば・・・
NBAの会場や、
ブロードウェーの大型サイネージまで。
カラオケルームの様子が、すべて生中継で流れるという
とっても大掛かりなドッキリの仕掛けが用意されていました。
仲間とカラオケに来てみたら、
咄嗟にして数千人の観客を前に歌うことに。
夢か現実か分からないこの奇跡体験に、
思わず動揺するお客さん達。
そんな彼らに、スタッフが一つの質問を投げかけます。
「このまま歌い続けますか?Yes or No?」
レバーでYesかNoの選択を迫られます。
勇気を絞って数千人の前で歌うか、それとも辞退するのか。
お客さんたちの反応はいかに・・・?
ただただ驚く人もいれば・・・
思わず苦笑いする人も。
(そりゃそうですよね。僕もそうすると思います・・・)
ちなみに、あっさりNoを告げる人もいました。
最終的に、数人の人たちがYesを告げたようですが、
当然これにはスタジオは大盛り上がり。
スタッフのテンションも最高潮に達しました。
NBAの会場や、
ブロードウェイの大型サイネージ、
ニューヨークを走るタクシーの中まで、
カラオケで熱唱するお客さんたちの姿が完全生中継されました。
その結果、延べ数千人の前で
クリスマスキャロルを歌うという奇跡的な体験を、
お客さんに提供することに成功。
彼らにとっては、一生忘れられない体験になったことでしょう。
この一連のプロモーション、ただただ面白いだけでなく、
ブランドのタグラインである「open your world」(あなたの世界を広げよう)に、
しっかりと落ちる、コミュニケーションになっているように思います。
来年のドッキリにも期待したいですね。