IDEAFUL -ad from the world-

上海在住の広告クリエイターが、嫉妬に値する世界の広告やアイデアを長らく紹介し続けています。(2012年〜)

動く写真、”シネマグラフ”って知ってますか?

 

日々、新しい表現が開発され続けてる昨今、

アナログなのにどこか新しく感じる

動く写真”Cinemagraph(シネマグラフ)”という

表現フォーマットを皆さんご存知でしょうか。

 

こちらがシネマグラフで作られた作品の数々です。

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どうですか?

なぜか見ていて不思議な印象を受けますよね。

静的なはずの写真に息吹が込められ、

動くもの以外は時が止まって見えてきます。

どこか神秘的でもあるこの写真、いや動画?こそが、

シネマグラフと呼ばれる、新しい表現として

今注目されているようです。

 

これらの一連の作品を手掛けているのは、

ニューヨーク在住のアーティスト、

Kevon Burgさんと写真家のJamie Beckさん。

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グラフィックアーティストと写真家。

ふたりの個性が相まって、今まで誰も見たことが無い

不思議な表現が生まれたようです。

 

Gifという形式を活用しているため、

TwitterTumblrFacebookなど場所を選ばずに

シェアしやすいのもこのフォーマットの優れた点と言えるでしょう。

 

この作品を見た、

スーパーモデルのCoco Rochaはこう語っています。

「It's more than a photo but not quote a video.」

これは写真以上のもの。でも完全なるビデオでもない。

 

Stuart Weitzmanというファッションブランドは、

このアイデアに目を付け、自社のInstagramアカウントを活用して、

シネマグラフの作品を発表していることで話題になりました。

 

www.adweek.com

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まだまだ日本には浸透していない、この新フォーマット。

ファッションはもちろんのこと、他の業種でも

十分に活用する可能性を秘めた面白い表現だと思います。

 

誰よりも先に、”シネマグラフ”を活用してみるのはいかがでしょうか?