IDEAFUL -ad from the world-

I'm gathering and introducing great advertising from all over the world. 世界のおもしろアイデアを独自視点で厳選収集

「ゴミを自然に返さないで。」エコ商品にありがちなパッケージデザインを逆手にとった、秀逸なプリント広告

  • Company: WWF
  • Agency: Traffi, Tront
  • Country: Canada

 

( *English follows Japanese.)

 

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WWFによる、カナダの環境保全を訴える広告。

 

生き物の絵の描かれたパッケージを用い、

「ゴミを自然環境に置かないで」と呼び掛けています。

 

環境コンシャスなブランドの

パッケージに描かれがちな動物イラストを逆手に取って、

うまく表現されていると思います。


The print advertisement asks Canadian take action and pick up trash anywhere water meets land. Made by Traffik, Canadian creative agency.

飲んだら乗れ!?ボリビアの前代未聞な「飲みながら運転」啓蒙ビルボード

 

(*English follows Japanese.) 

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ボリビアで起きる交通事故の50%以上は、

ドライバーの疲れや不注意によるもののようです。

 

そこで、地元のカフェチェーンであるカフェ・コパカバナは、

世界初の「飲みながら運転」推奨広告を高速道路沿いに掲出。

コーヒーの「飲みながら運転」によって、

集中力を保ち、安全な運転を啓蒙したようです。

 
There is a background that more than 50% of the traffic accidents are caused by fatigue and lack of concentration in Bolivia. Cafe Copacabana made a unique billboard ad that recommends drinking and driving " coffee".

 

「おしっこをかけて!」IKEAによる、世界初の妊娠検査機能つき広告

  • Company: IKEA
  • Agency: Akestam Holst
  • Country: Sweden

 

IKEAと言えば、数々の名作広告があります。

このブログでもたくさん紹介してきました。

(詳しくは過去記事参照のこと)

 

adfromtheworld.hatenablog.com

adfromtheworld.hatenablog.com

 

今回は、IKEAの本拠地スウェーデンストックホルムから。

とてもユニークな雑誌広告をご紹介します。

 

その名も

「Pee AD」(おしっこ広告)

です。

 

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一見、何の変哲もない雑誌広告ですが…

 

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Peeing on this ad

may change your life

(おしっこをかけてね。あなたの生活が変わるはず。)

と書かれています。

 

おしっこで世界が変わる?一体何を言ってるのだろう。

と思いますが、ひとまずおしっこをかけてみることにしましょう。

 

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指定された箇所に、おしっこをぽとりと垂らしてみます。

 

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なんと、プライス表示の下に

ディスカウントされたもうひとつの数字が現れました!

 

これ、世界初の妊娠検査機能つきの広告だったのです。

 

生まれてくる赤ちゃんのために、

生まれる前から家族割でベビーベッドが購入できるという、

なんとも粋な広告なのでした。

 

youtu.be

ハンバーガー食べたければ、マクドナルドへ行け!?バーガーキングの究極の「敵に塩を送る」大作戦!

  • Company: Burger King
  • Agency: David Buenos Aires
  • Country: Argentina

 

毎回話題になる、バーガーキングのプロモーション。

今回はアルゼンチンの事例をご紹介したいと思います。

 

2017年の11月10日、

アルゼンチン国内にある107店舗のバーガーキングが、

ワッパーの販売を中止したそうです。

 

一体、何故だと思いますか?

 

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「とにかく、マクドナルドに行ってほしいから。」

だそうです。

 

全く意味が分かりませんよね。笑

 

なぜ看板商品であるワッパーを販売せずに、

競合のマクドナルドに人を誘客する必要があるのでしょうか?

 

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「今日はワッパーを販売しておりません。マクドナルドへ行ってください。」

と毅然な態度で対応する店員さん。

 

それを聞き、冗談かと思ったお客さんたちが、

猛烈にクレームを入れ始めている様子にドキドキしてしまいます。

 

そりゃそうですよね。笑 なんでワッパーを買いにきたのに、

マクドナルドへ行け」なんて言われなきゃ行けないのか…

 

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実はこの日、マクドナルドは

ビッグマックのセールスの全てをチャリティーに寄付する”

というキャンペーンを展開していたのです。

 

それを知ったバーガーキングは、子どもたちの為に

最大のライバルであるマクドナルドに協力しようと、

ワッパーの販売を中止するという大決断をしたわけです。

 

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バーガーキングのキャラクターである王様も、マクドナルドに来店。

 

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ビッグマックを買って、このポーズです。

居合わせたマクドナルドのお客さんからは、あたたかい拍手を受け取ったようです。

 

なかなか勇気の必要なプロモーションですよね…

昨年紹介したの米のアウトドアブランドREIの事例もそうでしたが、

今の時代、ブランドが何を言うかよりも何を行うか、

というビヘイビアこそが消費者に見られていると思います。

 

adfromtheworld.hatenablog.com

 

そういう点では、宣伝部だけが

広告を司る時代は終わったのかもしれません。

経営判断に直結する、

太いコミュニケーションデザインを実現してみたいものです。

 

カーネル・サンダースが電波をシャットアウト!米ケンタッキーの謎過ぎる新商品発売

  • Company: KFC
  • Agency: Wieden & Kennedy, Portland
  • Country: USA

 

米ケンタッキー(以降、KFC)が、

謎過ぎる商品を発売して話題になっています。

 

その名も、

「Internet Escape Pod」

(インターネット逃避シェルター)

 

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「家族の楽しい休日を取り戻すために、

インターネットの電波を通さないシェルターを開発しました」

とのこと。

 

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スチール製のドームの上に、

カーネル・サンダースが愛で包み込むように

優しい表情で鎮座しています。

 

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取っ手は、チキンでできています。

出で立ちが最高にシュールすぎますね…

 

ちなみに価格は、なんと10,000ドル!!

本当は96,485ドルにしたかったけど、

今回は特別にサイバーマンデーなので

これでもお安くしましたとのこと。

 

一体誰が買うんだろうと思いつつ、

この馬鹿げた商品の発売はきちんとニュースになって、

話題になっているようです。

 

ご興味のある方は、ぜひ本国サイトからお申し込みあれ。

https://www.kfclimited.com/ProductDetail.aspx?did=28027&pid=235423

Facbook動画の殆どは音声ONで見られていない!?意表をつく、AMEXの大胆過ぎるプレゼントキャンペーン

  • Company: American Express
  • Agency: BBR Saatchi & Saatchi, Tel Aviv
  • Country: Israel

 

イスラエルガンズ・アンド・ローゼズのコンサートを

スポンサードしているAmerican Express。

 

そんな彼らが行った、Facebook上での

チケットのプレゼントキャンペーン

「THE VOICE SURPRISE」をご紹介します。 

 

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一見、Facebook上でキャンペーンを告知する

ただのWEB CMなのですが、

その手法があまりに大胆であると話題になっています。 

 

コチラが、その動画。

 

 

「え、なにが??」

と思われると思います。

(そもそも言語が不明ですよね…)

 

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ビデオの中で、こんなことが述べられていました。

「バンドリーダーの名前を書いてくれた先着50名に、

ガンズ・アンド・ローゼズの無料チケットをプレゼントします」

 

抽選ではなく、早いもの勝ちで絶対にもらえてしまうという、

なんとも大胆なキャンペーンなのです!

 

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そもそも、90%のFacebookユーザーが、

音声をOFFのままにしているんだそうです。

 

そのユーザー特性の意表をついて、

プレゼントキャンペーンを行ったのでした。

 

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「今後は絶対ボリュームオンにしておいてくれよな!」

そんな捨て台詞を吐いて、今後の同社のプロモーションに

ユーザーの注意を引きつけることに成功したのです。

 

非常にクレバーなアイデアだと思いました。

オンラインにしてもオフラインにしても、

ターゲットの行動特性の奥に、アイデアのヒントが沢山転がっていそうです。

 

実施費用は0円?オーストラリアのプールで行った、子供から親の目を離させない秀逸過ぎるアラート

  • Company: LIWA Aquatics
  • Agency: 303 MullenLowe, Perth
  • Country: Australia

 

プールでの子供の溺死事件。

その主たる原因は、親が子供から目を離してしまうこと。

 

オーストラリアのNPO団体LIWA Aquaticsは、

そんな親の注意散漫から起きる、悲しい事件を未然に防ぐために、

とあるアイデアを実行しました。

 

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Watch Around Water

(水の周りを見渡して)キャンペーンです。

 

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LIWAは、プールサイドに必ずといってもいいほど存在する

無料WIFIサービスに目を付けました。

 

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通常のパスワードといえばこんな感じですが…

 

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それをこんな感じに。

 

「watch_me_not_ur_phone」(ケータイではなく私を見て)

 

子供からのメッセージになっているという訳です。

このメッセージは複数種類あるだけでなく、定期的に変更されるようで、

そのたびにリマインド効果があるようです。

 

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プールサイドにはこのようなポスターも貼られました。

 

ついついスマホに夢中になって、注意散漫になりがちなプールサイド。

ありがちなWIFIパスコードを少し変えるだけで、

そのたび我が子のことを思い出す、秀逸な仕掛けになっています。

 

実施費用は、ほぼ0円です。(ポスターに多少かかるぐらいでしょうが…)

 

注意をそらすWIFIサービスの入り口に、

注意をそらさせないメッセージを置く。非常に合理的な考え方ですよね。

イデアの強さが光る、ソーシャルグッドな事例でした。