献血の”ゆずり合う精神”を表現した、スマホ充電ツールが素晴らしい件。
ここ1-2年、ブラジルの広告は本当に面白いし、元気ですね。
今回は「Club SangueBom」という献血団体の、
デジタルツールを駆使した、今までに無い
大変あざやかな献血プロモーション事例をご紹介します。
「みなさんの携帯電話、何回”死んだ”ことありますか?」
ケータイの充電切れで”死んだ”経験、誰もにあるかと思います。
このケータイの「電池の残量」を、
生命の危機に瀕した人の「血の残量」だと見立てて、
開発されたのが「Donor Cable」というソリューションです。
ケータイとケータイをつなぐケーブルになっており、
電池の残量を相手に寄付することができる仕掛けになっています。
OUTBACKというステーキチェーンとコラボレーションし、
食事しにきた人たちに使ってもらったようです。
機器の裏側には企画意図がこう書かれています。
「もし、あなたができるなら、あなたのパワーを提供してください。」
「血液バンクはこちらから。http:~」
誰にとっても身近な、携帯電話のバッテリー問題に着目し、
関心ごとではなかったはずの「献血行為」に対する重要性を
肌身を持って実感してもらえる仕掛けづくり。
素晴らしいコミュニケーションアイデアだと思いました。
日本のファミリーレストランなどで、
同じアイデアが実現すると需要がありそうですし、
効果もありそうな気がします。