「商品は最大の広告」を体現する、ファンタのまるで絞り立て果汁のようなスクイズボトル
- Company: Coca-Cola
- Agency: DrinkWorks
- Country: United Kingdom
広告で、どれだけフレッシュな果物を使っているとか喧伝しても、
この情報飽和な時代において、その声はかき消されてしまいます。
いかに商品の魅力を広く、そして深く伝えるかが広告ですが、
その究極系は、商品そのものが広告としてワークすることではないでしょうか。
ロンドンのコカ・コーラが、ファンタのニューボトルをデザインしたのですが、
まさに「百聞は一見に如かず」なアイデア。
そのボトルを見ただけで、商品の魅力が伝わってくるものになっています。
完全にねじ曲がっております。
ロンドンのエージェンシーDrinkWorksが開発したこのボトルは、
約5年の月日が必要だったそうです。
「ドリンクボトルの開発プロセスは、非常に非常に制限的なんだ。」
と、Gregory Bentleyさんは語ります。
開発の工程では、若者たちのインサイトを探ろうと
数人が部屋に集められて、スケッチブックやオレンジなど用意されたようです。
若者たちのインサイトをベースに開発されたこのボトルは、
様々な困難を乗り越えて、今ではイギリス以外にも
イタリア、ポーランド、セルビア、フィンランドなどで販売されているようです。
日本にも上陸する日がやってくるのかもしれませんね。
商品(パッケージ)は最大の広告、を体現するすばらしい事例のご紹介でした。