ロゴの近過ぎにご注意!?ソーシャルディスタンスを啓蒙する企業ロゴが続々登場
世界的なパンデミック危機によって外出制限が行われるなど、
ソーシャルディスタンス(人と人の距離を保つ)が推奨されている昨今。
世界の企業が続々と、このメッセージを伝えるための
ユニークなリアルタイムマーケティングを展開しています。
●Coca-Cola / Mercado McCann, Argentina
タイムズスクエアの広告に掲出された、コカコーラの広告がこちらです。
赤字のシンプルなベースの上に、おなじみのコカコーラロゴが
距離を保つ形でレイアウトされており、コピーがこう語りかけます。
Staying apart is the best way to stay united.
離れることが、繋がるための一番の方法です。
人と距離を保つことで、ウィルスをもらわない・うつさない。
それが大切な人との距離を縮めることに繋がる。
なんともコカコーラらしい、明快でウィットに富んだコピーが効いていますね。
●McDonald's / DPZ&T, Brazil
マクドナルド・ブラジルのアカウントには、
おなじみのゴールデンアーチが真っ二つになった画像がupされています。
●Inter Miami CF
こちらは、マイアミになるフットボールチームのロゴです。
トレードマークのアオサギ二羽の距離がオリジナルと比べると
不自然にスペースが空いていて、同じくソーシャルディスタンスを訴求しています。
*ちなみにこちらがオリジナルロゴです。
●Chiquita / Alice YoungNework Group, Portugal
アメリカのフルーツなどを販売するチキータ社は、
同社のシンボルマークである女性キャラクターのチキータを
取り除いたロゴをinstagramにup。
その理由を「すでに家に帰った」と発表しました。
*こちらがオリジナルロゴです。
上記でご紹介した、企業オフィシャルのロゴのみならず、
一般クリエイターが自主的に作ったものなど、
かなりの数のロゴや画像が出回り世界規模でムーブメント化しています。
残念ながら、日本の事例は今現在(2020.2.24)あまり見つかっておりません。
おそらくオリエンテーションの無い仕事であり、
お国柄もあってか、スピード感を持って実行に移すのが難しいのかもしれません。
世の状況を鑑みて、クイックに企業としてコミュニケーションを図る、
リアルタイムマーケティング。ぜひ日本からも、
世界に通用する事例が出てくることを期待したいと思います。